『悪の教典』 映画版は2012年11月10日に公開され、R15+指定になっています。, 蓮実は、今日学校に泊まり込んでいる生徒全員を殺して、 米国在住経験があり、身に付いた確かな英語力。 巧みに雑談を交えた授業の進め方は大好評。 教育熱心で、生徒からの相談事にも真摯に取り組む。, 自分にとって都合のいい「理想の王国」を創ることを考えており、クラス分けでは、問題児を抱える代わりに、コレクションとして同学年でも特に容姿に優れた美少女達を自分のクラスに入れている。, 女生徒の悩みを解決してあげることにより、自分に惚れさせ、肉体関係を結ぶと、そのテクニックにより思い通りのペットへと調教していく。, 養護教諭とは既に肉体関係にあり、さらには清楚な美人であるスクールカウンセラーの事も狙っている。, ある者は退学させられ、ある者は交通事故に遭い、ある者は飲酒運転の容疑をかけられ、そしてある者は自殺に見せかけられて殺害され……。, その日、蓮見はペットにしていた女生徒の存在が邪魔になったため、彼女を自殺に見せかけて殺害する予定であった。, ところが、別の女生徒に疑わしき場面を目撃されてしまい、やむを得ず蓮見はその女生徒もその場ですぐに殺害する。, やる気の無い先生などと違い、実際、教育熱心だし、授業の進め方にも工夫するし、生徒の相談事にも乗るし……。 が、そんな彼が、自分にとって邪魔な存在を、そうするのがごく自然な振る舞いとして、排除していく描写が入り始める。, この作品の大きな特徴として、とにかく主人公が、全く罪悪感を持たないまま犯罪を重ねていく描写がある。, 普通こういった「犯罪者」を主人公としたピカレスクロマン作品って、その犯罪に気付いた者や、犯罪を追う者との頭脳戦が大きな見所だったりするじゃないですか。, ピンチになる前に、少しでも自分に疑いを持ちそうな者は、さっさと始末してしまうんです。 蓮見は。, いや、ちゃんと作中には登場するんですよ? もしかしたら、蓮見の正体に気付き、彼をピンチに陥れるんじゃないか? という存在のキャラクター達が。 そんな彼らが、殆ど活躍することなく、どんどん排除されていってしまう。, スリリングな展開、というものをあえて捨て去って、ひたすら主人公の無慈悲な怖さを描写していく。, でも、この作品の主人公は、殺人鬼である。 そんなのと自分を一体化させるなんてとんでもないという理性が当然働く。, ところが、殺戮シーンの余りの淡々とした描写に、全くえぐさが感じられず、命を奪うという罪悪感も感じられず、読者はいつの間にか、蓮見と一体化していく。, 生徒たちは生き残るために、ある者は籠城し、ある者は隠れ、ある者は脱出を図り、ある者は蓮見への逆襲を考える。, が、なんだか「あ~、ダメダメ、そんなんじゃ、直ぐに蓮見にやられちゃうよ」「お、この手なら蓮見を騙せるかもしれないけど、まぁ、ダメだね。その位のトリックは、私はすぐに思いついたぞ」といった気分で読んでしまい……そして……単に物語に没入しているだけならまだいい。, 連続する殺戮シーンに、いつしか、犠牲者を自分の現実の生活でのいなくなってほしい者のイメージをダブらせていき、「ああ、あの人がこんな風に死んでくれて、自分の目の前からいなくなってくれればいいのになぁ。 ま、現実はそんなに甘くないよな」といった気分になっていく。, ん? なんか、今、私、「あの人が死んでくれればいいのにな」という想像に、殆ど罪悪感を感じなくなっていなかったか? と。, 無敵動画堂 というサークルで、アマチュアアニメを製作している者が、アニメや特撮について語ります。, 「ああ、あの人がこんな風に死んでくれて、自分の目の前からいなくなってくれればいいのになぁ。 ま、現実はそんなに甘くないよな」, ん? なんか、今、私、「あの人が死んでくれればいいのにな」という想像に、殆ど罪悪感を感じなくなっていなかったか?. うーん、見なきゃ良かった… それが映画「悪の教典」を観た後の正直な感想です。 「悪の教典」は2010年に発売されて大ヒットしたサイコ・ホラー小説。 マンガ化もされているので知っている人は多いはず。 私も3年ほど前に、興奮しながら原作を読み進めていたのを覚えています。 「悪の教典」は2010年に発売されて大ヒットしたサイコ・ホラー小説。マンガ化もされているので知っている人は多いはず。, 記憶に強烈に残っていたのは「文化祭の準備で学校に残っていた生徒を皆殺しにする」というサイコ・パスっぷり。, 証拠隠滅のために、教え子をひとりひとり冷静に撃ち殺していく描写に衝撃を受けました。, 怖いものみたさで恐る恐る扉をあけたものの、そこにいたのは「ただの殺人マシーン」でした。, \こわい!こわすぎる!でも、面白い!/ Copyright © 2020 映画が大好きだぜ All Rights Reserved. (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 映画の中盤で、電気ショックで蓮実がカラスを殺したシーンがありましたが、 dTVだけでしか観られない「悪の教典-序章-」も配信中#怖いけど面白くて観ちゃう人はRT#怖いけど伊藤英明かっこよすぎた人もRT#dTV #followme pic.twitter.com/7b3SD9MbZX, ハスミンというニックネームで呼ばれ、生徒たちから圧倒的な人気と支持を集める高校教師・蓮実聖司(伊藤英明)。, 生徒だけでなく、ほかの教師や保護者も一目を置く模範的な教師だったが、その正体は他人への共感や良心を持っていない反社会性人格障害者であった。, 学校と自身に降り掛かったトラブルや障害を取り除くために、平然と殺人を犯しては校内での地位を強固なものにしていく蓮実。, しかし、ささいなミスから自身の凶行が知られそうになってしまう。それを隠そうと悩んだ彼が導き出した答えは、クラスの生徒全員を殺すことだった。, この映画を見て1番残念だったのは「サイコパス・ハスミンの魅力が充分に伝わらなかったこと」です。, そもそも上下巻合計1,000ページ弱の「悪の教典」を2時間ちょっとの映画にまとめるのが無理難題でした。, 大長編の他の映画を例に挙げると、「ハリーポッター」の映画も原作と比べると残念な出来ですしね。, 時間が限られているので「どこを削るのか、どこを残すのか」が大事ですが、悪の教典は「広く浅く」してしまった印象です。, その結果「生徒に慕われているのかイマイチ分からない教師がうっかりミスをきっかけに、残りの生徒を無感情に殺していく」という印象を受けた人もいるのではないでしょうか。, 時間が限られているため「ハスミンが証拠を残す」「完全犯罪とは思えない行動をする」シーンが連続してしまいました。, 一方で、「悪の教典」の長所である「サイコパスならではの心理」がほとんど描かれませんでした。, 前の職場・都立北原高校では4人が自殺とのことですが、明るみになっていない事件もありそうです。, これでも原作からはかなり削ってますが、内容がフルボリュームなので、説得力が薄いシーンが目立ちました。, 久米先生と前島の肉体関係もいきなりバレましたし、モンスターペアレントや蓼沼に関しては何で殺されたのかよく分からない人も多かったのではないでしょうか。, 釣井先生を殺すシーンも人目につきすぎですし、アレを自殺だと誤認させるのは無茶があります。, 原作ではハスミンのサイコ・パスっぷりがよく伝わるのですが、映画では「証拠を残しすぎるうっかりさん」に成り下がっていました。, とにかくシーン多すぎ&登場人物多すぎで、ハスミンが生徒&先生に慕われている様子が分かりづらい。, 先生方から慕われているような雰囲気はありましたが、対生徒に関しては、疑われるような、信頼を損ねるような描写が続きます。, それでも、速水圭介をまったく心を動かさずに拷問する様は見事でしたね。普通は心が痛むと思うんですが。, 「早く大量殺人シーンに進まないかな?」とおっかなびっくり待っていましたが、映画後半はさらにガッカリの出来でした。, もちろん原作を知らずに映画だけを見た人は、過去に例のない「高校生の大量殺人事件」という設定が斬新だったと思います。, でも、原作を読んだ人からすると、悪の教典の最大の魅力は「生徒を”ひとりも逃さず”銃殺するハスミン」vs「自分の武器を最大限に生かして対抗する高校生」の頭脳バトルだとわかっています。, 原作でハスミンに1番恐怖を感じたのは、生徒を”ひとりも逃さず”撃ち殺すために冷静な思考回路。少しの失敗も許されません。, しかし、その思考回路が映画では全く描かれませんでした。実際、1人脱出に成功していますしね(校舎に戻ってきちゃいましたが…), 妨害電波や校内放送、最初に職員室で待ち構えていたシーンを除き、ハスミンは校舎内を淡々と歩き回って出会った生徒を殺していくだけ。, ほとんど工夫はありませんでした。頭脳で殺していくというより、猟銃の腕前だけで殺していく。これではサイコキラーではなく殺人マシーンですよ。, もちろんそれが高校生の正常な反応かもしれませんが、一方的に無抵抗な相手をいたぶるだけでは、見応えがありません。, 原作「悪の経典」ではハスミンのサイコパスっぷり(異常な思考回路)が際立っていました。, 生徒の心をあやつったり、生徒に絶望を与えながら追い詰めていく様子が人間を超越していて、ある意味カッコ良いとまで感じました。, 悪の教典の映画では「ハスミン=恐怖の存在」に仕立てようと徹底していたんですよ。伊藤英明の名演技もあって、超怖かったです。, でも、それだと物足りないんです。原作「悪の教典」で私が震えたのはその異常な思考回路なんです。, お決まりの音楽をバックに、手錠を掛けられながら口笛を吹きながら踊ってるシーンはめちゃくちゃ怖かったです。, 二階堂ふみの「違う、コイツもう次の啓蒙始めてやがるんだ」という言葉も恐怖感たっぷり。表情もすごかったですね。, このラストシーンはハスミンのサイコパスっぷりを強烈にアピールしてました。悪の教典の試写会終了後、伊藤英明が登場しただけで悲鳴が上がったそうです。, やっぱり2時間映画じゃハスミンの恐ろしさが伝わらないなーという印象です。クールなサイコパス・ハスミンが見たかったので、そこが本当に残念。, うーん、やっぱりハスミンの格をとことん下げた映画という印象が強いんですよね。ミスばかりが目立った。, 見たことがないものを見たい方、よっぽど伊藤英明が好きな方を除いて、悪の教典の映画版はあまりオススメできません。, 小説「悪の教典」が好きな人と、映画「悪の教典」が好きな人はジャンルが違うと思います。, ※本作品の配信情報は2019年8月3日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはdTVのホームページもしくはアプリをご確認ください。, ☓コイツもう次の啓蒙始めてやがるんだ